Ludwigshafen University Summer School 2014

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こんにちは。経済学部4年生Yukimiです。

ドイツにあるLudwigshafen経済大学で8月13日~9月3日に行われたサマースクールに参加してきました。4年生ということもあり参加を悩みましたが、社会人になる前に自分の視野を広げたいという建前と学生生活最後の夏休み思う存分満喫するぞという本心でこのサマースクールに参加することを決意しました。現地での3週間は毎日が刺激的で色濃いものでした。専門家の先生による講義、有名企業・機関の見学、寮での生活、現地学生との交流などを通して旅行では決して味わえない経験ができ私自身の引き出しを増やすことができたと思います。

参加者は名古屋市立大学5名、青山学院大学10名、Beijing Normal University13名、現地学生バディ12名でした。サマースクールには6つのメインテーマ(FTA、Wind Energy、Wine Industry、Supply Chain Risk Management、Car Industry、Monetary Policy)があり、それぞれの専門家の先生が来てくださり話を聞くセミナー形式の授業と、実際に企業や機関(EU Commission、TWL、Mesel vineyard、Container port、Mercedes Benz、Money Museum)に訪れ見学をするフィールドワーク型の授業がありました。セミナーを聞いてから現地に行くことが多かったのでより理解が深まりました。

一番苦労し、かつ力を入れたのは最終日の30分間プレゼンテーションです。ドイツの授業ではよくプレゼンをするとバディに聞きましたが、プレゼン自体不慣れで尚且英語ということで苦戦しました。私たちのグループのテーマは「風力発電を日本で普及させることはできるか」でした。実際にバスの車窓からたくさんの風車を目にしたのでドイツでは風力発電に力を入れていることがよくわかりました。日本で風力発電を導入できない理由のひとつとして景観を崩すという問題があります。それに対しドイツ人の先生が「なぜ風車があると景観が悪いのか、近代的で美しいではないか。」とおっしゃっていたのが印象的でした。私は古くからある山々の中に風車があるのは不自然なように感じると主張しましたが理解して頂けませんでした。国民性の違いと一概にいうことはできませんが、考え方の違いと英語で自分の考えを伝えることの難しさを痛感しました。逃げたくなるようなプレゼンでしたが結果として“Excellent”の評価をもらうことができたので嬉しかったです。

生活面で驚いたことは休日の過ごし方です。日曜日はほとんどのお店がお休みです。なので食料がない状態で日曜日を迎えると大変なことになります。ある日曜日バディとLuisenparkという動物園や植物園もある大きな公園に行きました。そこには日本の公園にはないような広い芝生のスペースがあり、たくさんの家族連れがレジャーシートを広げ、お話や日向ぼっこ、サッカーなどをして過ごしていました。私たちも公園に設置してあったベンチに座りドイツ流の公園での過ごし方を真似てみました。日本ではいつでもお店が開いていて日曜日こそ買い物に出かけるのでドイツの休日は不便なようにも思えますが、家族や友人とのゆったりした過ごし方もいいなあと魅力を感じました。

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EU commissionを訪問しました

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休みの日、Luisen parkでピクニックです

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ルートヴィクスハーフェン観光

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MercedesBenzの工場見学

そしてトップの写真はBrusselsへの旅行で、サンカントネール公園へ行ったときのものです。

この研修を通し、異なる文化・生活に触れ五感を存分に刺激することができました。またやりたいことや知りたいことに対し臆することなく貪欲に挑戦していこうという想いが強くなりました。青学のみなさん、名市のみんな、中国のみなさん、バディのみなさん、サマースクールに関わってくださった全ての皆様に感謝します!素晴らしい機会を提供してくださりありがとうございました。

Yukimi