経済産業省委託「国際化促進インターンシップ」へ行ってきます

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経済学部マネジメントシステム学科3年の岡本篤紀です。今回、経済産業省委託「国際化促進インターンシップ」に参加することになりました。

事業内容
本事業は、経済産業省がHIDA(海外産業人材育成協会)とJETRO(日本貿易振興機構)に委託して2012年から続いているプログラムです。学生や社会人を募集し、書類選考や面接を経て、アジアや南米の新興国の100を超える受入機関(政府機関や民間企業)へ派遣されます。2~6カ月のインターンシップを行います。昨年度は128名(うち学生62名)が世界21カ国103の機関に派遣されました。また、本事業では、以下のことを目的としています。(募集要項より抜粋)

  • 中堅・中小企業の海外展開促進
    (市場調査、現地パートナー探し、政府関係機関等とのコネクション獲得)
  • 現地の市場特性を理解し、新製品・サービスの発想・企画が出来る人材の育成促進
  • インフラビジネスの促進(政府関係機関・現地キーパーソン等とのネットワークや協力関係の構築)
  • 将来のグローバルリーダーとなり得る日本人若手人材(学生含む)の育成促進

各インターンの現地での滞在費や往復航空券、ビザ発行代金、海外滞在保険などは国の税金から支給されます。

きっかけ・目的
学生のうちに海外経験を積みたいと考えていた私は、なるべくお金をかけず、海外で働くとはどのようなことかを経験してみたかったため、「海外インターンシップ 無料」とネットで調べたところ、興味を惹かれたのがこのプログラムでした。手厚い補助でかなり経済的に海外経験を積める上に、政府機関で就労体験ができるというのはとても魅力的でした。私は、フィリピンの貿易産業省傘下のBoard of Investments (投資委員会)に9月から半年間派遣されます。当機関では主に、外国企業のフィリピン進出を促進する仕事をします。例えば、大手メーカーや総合商社などからなる日本商工会議所のフィリピン視察に同行して通訳や助言をしたり、フィリピンの投資環境について外国人投資家にセミナーを開いたりして、フィリピンへの投資を促し、フィリピン経済の活性化に貢献します。フィリピン政府関係者として日本の名立たる企業のフィリピン進出をサポートするのは、チャレンジングな反面、なかなかできない貴重な体験なので楽しみにしています。

事前研修の報告
選考に合格したインターンは、東京のHIDA研修センターで1週間かけて行われる事前研修に参加しました。外国人と仕事をする際に注意すべきことやプレゼンのスキル、実践的なビジネスモデルの設計法など、有益な内容でした。一堂に集まったインターンは、私と同じ大学生でありながら、途上国で安全な家を建築して、住まいという切り口で支援するNGOで活動している学生や、自分の設計した人工衛星が宇宙で活躍しているという人、Microsoftの本社でインターンを経験し、外資系メーカーへの就職が決まっている学生まで、本当に個性的で優秀な人ばかり集まっていました。私はまだまだ未熟ですが、インターンシップを通じて彼らに追いつくくらい成長できたらと思います。帰国後には学内・学外での報告会を計画していますので、ぜひご参加下さい。

経済産業省技術協力課,箕輪課長補佐と意見交換しました
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ビジネスプランニングの授業の様子
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