下野由貴ゼミ・鵜飼宏成ゼミが株式会社ヴィ・ド・フランスと共同でパンの新商品を開発しました。

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名古屋市立大学経済学部は、株式会社ヴィ・ド・フランスと連携し、商品企画プロジェクトを実施しています。2018年10月の第1弾、2020年1月の第2弾に続いて、第3弾となる今回は、『東海地区の食材・商材を使用した、地域ならではのパン』というテーマで、下野ゼミと鵜飼ゼミの学生が18のアイデアを提案しました。そのうち、ヤマサちくわのエピ、鶏ちゃん風パン、チョコオレンジねじりの3つが、ヴィドフランス上前津店にて、期間限定で販売されることになりました。以下は、各開発チームの声です。

■ヤマサちくわのエピ(1月19日発売)
ヤマサちくわのエピは、愛知県豊橋市のヤマサちくわ株式会社のちくわを使用したパンです。既存のちくわを使用したパンと一味変えるために、大葉を使用して味にアクセントを加えました。また、ちくわと相性の良いチーズや明太子クリームを入れることによって、素材の味を活かしたパンに仕上げました。さらに、見た目にインパクトのあるパンを作りたいと考え、エピ状にするなど、パンの形状にもこだわりました。地域企業とのコラボレーションによって、地域の魅力を発信する新商品が完成しました。

■鶏ちゃん風パン(1月19日発売)
フワフワのパンにゴロゴロとしたお肉、シャキシャキのキャベツの3つの触感が楽しめるパンが鶏ちゃん風パンです。岐阜の郷土料理である鶏ちゃん焼きはご飯といっしょに食べるイメージがありますが、パンとも相性が良いと考えました。また、上前津という立地も加味して、ちょっと小腹がすいたサラリーマンや、大須で食べ歩きを楽しみたい若者向けに、程よい大きさで食べごたえのあるパンを意識しました。鶏ちゃん風フィリングとどのような生地のパンを組み合わせるかが一番の課題でしたが、ヴィドフランスさんの協力のもとで、食材同士がそれぞれ際立つ仕上がりとなりました。

■チョコオレンジねじり(2月発売予定)
もっちりとしたブリオッシュ生地に、チョコとオレンジの2層を包み、ツイスト状にしたパン、それがチョコオレンジねじりです。このパンの魅力は、チョコとオレンジという2つの材料で構成することによって、奇をてらった変化球ではなく、クセがなく飽きを感じさせない王道の菓子パンを追求した点にあります。また、使用する材料をシンプルにし、コストを抑えることにも努めました。当初は、食材として三重県南部のみかんをイメージしていましたが、最終的にはオレンジママレードを使用しました。我々は、チョコオレンジひねりが、アンパンやメロンパンに匹敵するような王道の菓子パンになることを期待しています。