河合勝彦ゼミ、茨木智ゼミ、下野由貴ゼミの学生がキリックスグループとの産学連携プロジェクトを実施しました。

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本プロジェクトは今回で3回目を迎えましたが、2020年度はキリックスグループの新車販売部門と自動車リース部門のそれぞれの課題について、3つのゼミの学生が新しいアイデアを提案しました。

また、今回は感染症の拡大防止に配慮するために、企業と学生の打ち合わせや企業からのフィードバックはすべてオンラインで実施するなど、コロナ禍の中で新しい産学連携のあり方や共創活動の進め方を模索するプロジェクトとなりました。

プロジェクトは10月初めのキックオフミーティングから開始され、途中の中間報告会を挟んで、11月末の最終報告会(オンライン開催)までの2ヶ月間に渡って実施されました。

新車販売部門であるネッツトヨタ東名古屋からは、「コロナ禍における新車販売の営業施策を考える」という課題が出されました。3つのゼミの4チームが、対面での接客が制限される中での新たな営業方法を提案しました。

審査の結果、「Withコロナ時代の販売施策~ドライブスルー婚活による宣伝・情報収集~」というテーマで発表した河合勝彦ゼミのチームが最優秀賞を受賞しました。以下はチームの喜びの声です。

「初のオンラインでの試みでしたが、共同編集やビデオ会議のツールを活用し、離れて作業をしたからこそ、互いに役割をこなし、補い合っていることを感じられました。また、何よりもフィードバックを参考に何度も案を練り直した結果として、個人チーム優秀賞が貰えたことが嬉しかったです。
 打ち合わせでは、ビデオ会議での発言のタイミングが難しく、はじめは苦労しました。発表では、オンライン上のプレゼンで論理的にかつ飽きさせない構成を作ることに苦労しました。初めて聞く人にも分かりやすいか、ストーリー性があるかに注意して作成しました。」


▲河合ゼミ・パワポの1ページ


▲河合ゼミ・プレゼン中の様子

自動車リース部門であるキリックスリースからは、「待機中の社用車の活用施策」という課題が出されました。企業が使用していない社用車の有効活用方法について、3つのゼミの4チームが新しいアイデアを提案しました。

最終報告会では、「社用車シェアサービス」という社用車の私的利用を中心としたアイデアを提案した下野由貴ゼミのチームが最優秀賞を受賞しました。以下は、プロジェクトを終えたチームの感想です。

「リース企業と連携する試みは全員初めてでしたので、その状況下でクリエイティブなプランを考案する難しさはありました。したがって、研究過程で出た課題や疑問についてアドバイザーの方と何度も相談を重ね、解消を繰り返し、メンバー全員がリース事業への理解を深め、知識を極めるように意識しました。
プロジェクトの途中では、本当に良い提案内容を創れるかという不安もありましたが、『実現性があり、説得力のあるプラン』という目標を掲げて、最終発表の直前まで内容を見直し、磨き上げたからこそ最高の結果を頂くことが出来たと実感しています。」


▲下野ゼミ・パワポの1ページ


▲下野ゼミ・プレゼン中の様子