今年度で4回目を迎えた本プロジェクトでは、キリックスグループのトヨタモビリティ東名古屋が抱える経営課題に対して、3つのゼミの学生が新たなアイデアを提案しました。
『トヨタモビリティ東名古屋のPR動画の制作』というテーマについて、企業のアドバイザーと学生が、10月初めからほぼ毎週オンラインでディスカッションを行い、11月半ばの最終発表会にて各チームのアイデアを発表しました。
第一の課題は、「新社名への変更に伴うPR動画の制作」です。2021年4月、トヨタモビリティ東名古屋は、ネッツトヨタ東名古屋から社名変更しました。新社名を世の中に広めるためのPR動画について、3つのゼミの5チームが提案しました。
審査の結果、「お客様のサービスに全力を“懸(駆)ける”」というテーマでPR動画を制作した下野ゼミのチームが最優秀賞を受賞しました。以下はチームの喜びの声です。
「動画の内容が全く決まっておらず、自由度の高い状態の中でアイデアを考えなければならなかったという点が大変難しかったです。また、自分達が満足するアイデアを出すだけでなく、しっかりとターゲットとする顧客を定めた上で、その顧客に受け入れられる内容を生み出す必要があるという点でも困難さを感じました。その一方で、これらの課題を解決するために、チーム一丸となって試行錯誤をする時間は、メンバー全員にとって楽しかったです。さらに、動画撮影という貴重な体験をすることもできたことは、非常に良い経験になったと思います。」
下野ゼミ・PR動画の1コマ
下野ゼミ・プレゼン中の様子
第二の課題は、「家族サポートシステムのPR動画の制作」です。トヨタブランドの全車種販売に伴って、同社は家族サポートシステムという新たなサービスを開始しました。その新サービスのPR動画について、3つのゼミの4チームが提案しました。
最終報告会では、「通販番組形式で紹介する家族サポートシステム」というアイデアを提案した茨木ゼミのチームが最優秀賞を受賞しました。以下は、プロジェクトを終えたチームの感想です。
「準備不足から中間発表の際は1番悪い評価を貰ってしまいました。とくに評定の『ユニークな発想』が全くなかったので、『通販番組のアイデアを用いれば!』と考えました。そこから諦めずに3人で話し合いながら自分たちなりの動画を作れたので、大きな達成感を感じつつ、プレゼン当日を迎えました。そして思いがけず最優秀賞を頂けて、たいへん感謝しています。ありがとうございました。」
茨木ゼミ・パワポの1ページ
茨木ゼミ・PR動画の1コマ
なお、これらの最優秀賞を受賞したPR動画は、トヨタモビリティ東名古屋のホームページで、期間限定で公開されます。