愛知県の事業「かがやけ☆あいちサスティナ研究所」に参加しました

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 こんにちは。経済学部公共政策学科3年の江崎です。私は、愛知県が主催する平成29年度かがやけ☆あいちサスティナ研究所に、第3期研究員として参加しました。

【事業内容(公式HPより抜粋)】
 かがやけ☆あいちサスティナ研究所は、平成27年度から愛知県が実施している大学生向けの環境課題解決型プロジェクトです。毎年県内の大学生約40名が研究員となり、県内の企業・団体が取り組んでいる先進的な環境活動を学ぶとともに、企業・団体が設定した環境課題に対して学生がグループで研究し解決策を提案するというものです。

 本事業の目的は、これからの持続可能なあいちを担う若い世代を育成する「人づくり」です。そのために、日本一の産業県である愛知県の特徴を生かし、県内企業・団体の協力を仰ぎながら、様々な環境課題に対する共同研究を行います。
 具体的な活動内容は、以下の通りでした。
・持続可能な地域づくりについて基礎知識を習得するために「低炭素社会」「自然共生社会」「循環型社会」の3つの目指すべき社会等をテーマとした講座を受講(6月中旬~7月上旬)
・パートナー企業・団体から提示された環境面での取組に関する課題に対し、研究員である学生が現場での調査や、企業・団体担当者とのディスカッションを実施(8月上旬~11月下旬)
・解決策を企業・団体側に提案し、その成果を広くPR(平成29年度は、12月3日に成果発表会を開催)

【参加動機】
私は、コミュニケーション能力を鍛えたいと思い、本プロジェクトに参加しました。異なるバックグラウンドや経験値を持つ他大学の学生や企業の方と密に関わる中に、自己表現力や意思疎通力を磨く機会が必ずあると考えたからです。また、大学で学んだ環境経済学の知識を現実の企業活動に結び付けて生かしてみたいとも思い、応募しました。

【活動の様子】
 私は、株式会社ナゴヤキャッスルの担当研究員として採用されました。同じく担当となった他大学の学生3名とファシリテーター1名を加えた計5名でチーム・キャッスルを発足し、6月から12月まで研究活動を行いました。
 企業から出された課題に対して明確な解決策を構想し、提案をするということは、私を含めた学生メンバーにとっては新鮮な体験でした。具体的な提案内容を考えていく上では様々な困難もありましたが、メンバーの士気も高く、常にやる気を持って自主ミーティングなどの活動を行いました。私もチームリーダーとして、チームビルディングに取り組んだり、ファシリテーターや企業担当者の方と協議を重ねたりと精力的に活動しました。
 12月の成果発表会では、チーム研究の集大成となるプレゼンテーションを多くの参加者の前で行いました。私たちの提案内容は惜しくも採用とはなりませんでしたが、活動を通してチームで動くためのスキルやメンバーの能力を生かすためのリーダー力を身に着けられました。また、自らの知識を共同の成果物に生かすためには、それを仲間に伝える力が必要であることを実感し、今後の課題を発見できました。

 環境問題・環境活動に興味を持っている、企業経営に関わりたい、といった学生の方には、来年度のサスティナ研究所にぜひ応募してほしいと思います。企業が実際に抱える問題に対してどのような取組を行っているのかについて、環境というテーマを通じて学ぶことができるだけでなく、企業経営に主体的に参加することができるという貴重な経験ができます。

(インターン先のtwitterアカウントはこちら。上記の写真の載った記事はこちら。)