Tweet

Pocket

こんにちは。ついに11月。留学３か月目に突入しました。10月は、離島への一人旅、ミッドタームトリップにハロウィン、アカデミックトラベル、カルチャーフェアと、イベント盛りだくさんの一か月で、イギリスへの、そしてこのクイーンズ大学への愛が深まりました。思い出を振り返りたいところですが、前回宣言しましたので、勉強について中心に今日はお話ししていこうと思います。

まず私の時間割を紹介します。↓（金、土、日が休日です。）

日本を発つ前に履修登録を行いましたが、こちらで実際に授業を受けてからの変更も可能でした。最大５科目受講できますが、今回私は４科目しかとっていません。うち２教科は日本人が私一人ですが、経済科目についてはバックグラウンドがあるので友達や教授に手助けしていただきながら遅れをとらないよう頑張っています。ですが知識がほぼゼロの哲学には最初の頃本当に苦労させられました。授業スタイルも独特で、ネイティブの生徒も私が苦労するのに大いに納得していました。正直初めの数回は教授が何を話しているのか何一つ聞き取れず、何度も泣きたくなりました。しかし難しいからこそやり通したいという思いと、哲学が勉強したいという思いから、科目をひとつ減らしてでもこの授業に挑戦すると決心したのです。教授にもその意思を伝えたところ、現在その教授は毎週私のためだけに時間をつくって補習をしてくださっています。

余談になりますが、エジンバラの旅行で、同じ部屋になった韓国人の友達に英語についての悩みを相談したことがありました。彼女はそのときから、私に文を最後まで言わせるようにしてくれています（アジア人同士では文を最後まで言わなくても、時には何も言わなくてもお互い何を言いたいのかとても簡単に理解しあえるので、この時まで私はそれに甘えているところがありました）。また、日本が大好きなカナダ人の友達も、私が英語についてメールで質問したとき走ってとんできてくれたことがありました。ここでは、勉強のことだけでなくても私が何かに対する熱意や真剣さをあらわすと、周りの人もそれに真摯に応えてくれます。とても幸せなことです。

話を戻しましょう。まず私が名市との協定校を留学先に選んだ理由の１つは、こちらで認定される単位が変換してもらえることです。「留学したいけど留年はしたくない！」と悩んでいる方は是非名市からのプログラムをおすすめします。基本は８０分×週２の授業を受けて名市での２単位に変換されるので（プログラムごとで異なります。また、変換したい授業の内容でも単位数が異なるのでしっかり自分で調べることが大事です。）決して楽ではありませんし、３０００wordsのエッセイや１５分のプレゼンテーションなどの課題もでます。ですが、大変だからこそ得るものは大きいです。

授業の形式はもちろんクラスごとに異なりますが、共通して言えることは、日本の授業スタイルとはかけ離れていることです。先生が説明している間にも次々に生徒の手が挙がり、質問やら自分が思ったことを発言し、また、グループワークやペアを組んでの話し合いの時間も多く設けられます。クイーンズ大学の少人数クラス制度だからこそできることでもありますが、ここでもそれぞれの国民性が濃く現れました。発言するのはほとんどが西洋人の学生です。カナダ人の学生から意見を聞いたところ、「教授のことは尊敬しているけど、私たちは教授を身近な存在として捉えている。だから個人的な意見でも、授業中でも、思ったときに思ったことを言いたい。」

実際生徒を下の名前で呼ぶような教授もいるほどで、彼らも私たちに対等な存在として授業中に意見を言ってほしいんだと思う。」アジア人が授業中に発言しない理由も国によって異なり、日本の場合は人前で話すのが苦手だったり億劫だったりするためだと思いますが、上下関係に厳しい韓国人は、授業中に次々と発言をすることは教授に対して失礼と考えるからのようです。

そして前回軽く触れましたが、フィールドスタディと呼ばれる校外学習も、ここの学習システムの大きな特徴の一つです。主に休日に行われ、どのクラスもロンドンに行くことが比較的多いです。例えば私は先日、ミクロの授業で保険会社を見学に、経営戦略の授業でアミューズメント施設に（施設内をまわりながら経営方針についてお話を聞きました）足を運びました。たいていはこのフィールドスタディの後に大きめの課題がでます。自分自身で見て、感じて、調べて、学習することで、私たちの興味をより深めることができますし、それは楽しんで勉強することにつながるのです。

最後に今月の写真を少し載せたいと思います。

アカデミックトラベル、ストーンヘンジとバスに日帰り旅行！

ハロウィンパーティ。パンプキンカーヴィングもしました＾＾

カルチャーフェア。日本が好きすぎて、なんと中国人の友達も日本ブースのメンバーに加わることに！

思いのほか長文になってしまいました。読んでくださった皆様ありがとうございます。あと二回更新させていただけることになりました。また、よろしくお願いします。

Momoka