国際研究奨励金が新設されました!

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経済学部・経済学研究科の学生による1週間程度以上の国際的な活動を対象として、上限3万円の補助がなされる国際研究奨励金が、2019年度に新設され早速その運用が開始されました。

年に3回の募集があり、第1回と第2回の募集では、あわせて18名に計36万円が支給されました。

国際研究奨励金の詳細については、山の畑事務室の、経済学部・経済学研究科の教務担当にお問い合わせください。

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以下、参加した学生による、具体的な活動内容の紹介です。

■内田・樋口ゼミは9月1日から6日にかけて、フィリピンを訪れました。現地では、国際協力機構(JICA)・アジア開発銀行(ADB)、国際稲研究所(IRRI)等を訪問し、発展途上国の経済についての話をお聞きしました。また、現地で活動するNGOのツアーに参加し、現地の生活を見学させていただきました。

(参加者のコメント)
かつてゴミ山と呼ばれた地域に訪問したことが強く印象に残っています。住民の方々からお話を聞き、様々な問題を抱えながらも前向きに暮らしていると感じました。暮らしの様子を肌で感じ、住民の方々の想いや考えを直接聞くことができ、貴重な経験でした。
孵化直前の卵を食べるなどフィリピンの文化に触れることもでき、楽しかったです。この旅に参加した3年生は次の旅を計画中のようです(^▽^)

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■板倉ゼミは、論文調査のため9月23日から31日にかけて、シンガポールを訪れました。現地では、シンガポール国立大学、日本貿易振興機構(JETRO)、現地商工会議所等を訪問し、スタートアップ事情やスマートシティ構想についてヒアリングを行いました。

(参加者のコメント)
シンガポールの街は最新技術で溢れていて、まさに未来都市のようでした。そんなシンガポールで世界最先端に挑む方々とお会いし、その知識や考えを共有頂いた1週間は、私たちゼミ生にとって大きな刺激となりました。新鮮な見方や考えを得ることができ、とても充実した活動でした

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■内田ゼミの本多晴登さんが、2019年9月にネパール南部ダヌシャダム保護森林を訪れ、環境保護NGO「Mithila Wildlife Trust」のもとで2週間の森林保護ボランティア活動を行いました。
年間3百万本もの植林を行っているこのNGOでは、森林整備や野生動物保護、現地コミュニティーにおける環境教育にも力を入れています。本多さんは、現地スタッフとともに植林用植物の手入れや蛇の保護活動を手伝うとともに、森林の持続的利用に関する意識調査を現地の小学校教員向けに行いました。環境保護現場での活動体験を通し、自然を守り共存することの難しさと重要性を学びました。
なお、本田さんの活動については、創新vol.36に掲載される予定です。